第6章 一緒に空を飛ぶのはなんだかロマンチックな気がする!!?
『この券、カップル限定のようです』
「……………は?」
くりっと一方通行は顔だけルナに向けた
『じゃあ女の子じゃダメですね…。 この券をくれたのは当麻さんですから…、よし! 当麻さんと行きましょう!!!!』
そう言って窓から再び羽ばたこうとしたルナ
「…待て」
の足首を掴んで一方通行が止めた
『うひゃあ!!? いきなり掴まないで下さいよ!!?;』
「…」
『…一方通行、さん…?』
ーー。
『わぁーい!! まさか一方通行さんが来てくれるとは思いませんでしたっ!!vV』
「勘違いすンじャねェぞ、俺は飯狙いで来たンだぞ」
『スイーツ店にケーキなどの甘いお菓子以外はないですよ?』
「…」
黙り込んだ一方通行をルナはケーキを頬張りながらじぃっと見る
『甘いの嫌いなのに…、わざわざすみません…』
「…チッ…、謝ってる暇があったらもっと甘いモン食ったらどうですかァ?」
『むっ、そうですね!!!!』
(食い意地は立派だなこいつ…)
沢山のスイーツを幸せそうに食べるルナの隣で一方通行はただ飲み物を飲みながら待っていた
(幸せです♪)