第6章 一緒に空を飛ぶのはなんだかロマンチックな気がする!!?
「…うるせェぞ馬鹿女」
そんな馬鹿女・ルナの騒がしさに慣れてきてしまっている一方通行
『一方通行さん暇ですね? 暇なんですね!!?』
「いちいち騒ぐな!!(怒)」
窓から部屋に侵入してきたルナに一方通行は怒鳴る
『暇でよかったです!! 実は友人からスイーツ食べ放題券を貰ったのですっ!! ですから行きましょう一方通行さん!!?』
「…嫌に決まってンだろ」
『なっ何故ですか!!?』
「俺が断らないとでも思ってたンですかァ?」
『はいっ!!』
「俺に拒否権はねェって事かよ」
力強く頷いたルナに一方通行は深いため息をついた
「何で俺と一緒になンだよ?」
『一方通行さんと一緒に行きたいからですっ!!』
「スイーツ食い放題に男が行ってもつまらねェだけじャねェか」
『一方通行さんはスイーツ嫌いですか…?』
「…あァ、嫌いだ。 だからお友達様でも誘って行きやがれ」
しっしっと手でルナを追い払うようにし、一方通行はソファで寝転んだ
『嫌いなら仕方ないです…、そうなると美……あれ?』
券の注意点の所にルナは目を通すと気付いた