第5章 世間は狭かったりする!!
『そうですか? …はっ! やっぱり行ってらっしゃいのちゅーを「早く行かねェとお前の羽を一秒に一枚ずつ抜くぞ、いいんですかァ?」
ズイッと近付いてきて翼に手を伸ばす一方通行…。 まずい、目が本気だ!!
『いっ行ってきまぁあああす!!!!;』
触れられる直前でルナは空へと羽ばたいていった…
「…それにしても一方通行…うぅっ、天使のココアが…!!」
(まだ引きずってやがンのか…)
「どうしてルナちゃんと知り合いに…?」
「知り合いじャねェよ、あいつはストーカーだ。 何処にでもついてきやがンだ」
「なんて羨ましいんだにゃー…!! …じゃなくて、どうしてルナちゃんが一方通行なんかをストーカー?」
「テメェ今、さりげなく俺"なンか"って言いやがったなァ…?」
「言ってないぜ! それより早く答えてにゃー」
「チッ、…あいつを助けようとしたのが運のツキだったンだよ。 いきなり俺に一目惚れとかほざきやがったンだ」
一方通行がそう言うと土御門が絶望に満ちた表情になった
「天使のあのルナが一方通行に一目惚れ…!!? あのルナちゃんがぁあああ!!!!」