第5章 世間は狭かったりする!!
フンッとそっぽを向く一方通行に土御門がプッと笑った
「あァ? 何笑ってンですかァ?」
「いやいや、一方通行も隅に置けないにゃ~」
『なっ何ですか? …は! まさか…!! 二人は同姓愛だったのですか!!?』
「ざけンな(怒)」
「俺が好きなのは可愛い女の子(ルナ)だけだにゃー(怒)」
同時にルナの方を向いた二人の額には青筋が浮いている。 怒っている様子
『そっそんなに見つめられると照れます一方通行さん…//』
(俺の熱い視線はなんともないのかにゃー…)
「一人で勝手に照れてろ、つかさっさと学校行きやがれ」
一方通行はルナの頭を掴んでグリンッと半回転させて背中を向けさせた
『一方通行さんは後ろからの抱きつきが好みでしたか…!! どうぞ好きなだけ抱きついて…、あ! 時間がありません!! 抱きついてないで離して下さい…! 私はもう行かなくては…!!』
「何一人で語ってンですかァ? 将来の夢は役者かァ?」
「ルナちゃん、今日は俺欠席するって言っといてくれないかにゃー?」
『え? 具合でも悪いんですか!!? これ飲みかけですが水分補給でも…!!』