第5章 世間は狭かったりする!!
『あっモンシロチョウ! 春が来たんですねー…』
のほほんっとココアを飲みながらルナはモンシロチョウと戯れていた
「きっ聞かれてなかった…! 安心したようでガッカリだぜぃ!!!!」
(こいつってこンな奴だったっけかァ…?)
『あ! ところで一方通行さん? 本当にこんなとこでどうしたんですか? 土御門さんにチョップする為に来たんですか?』
「それはないよルナちゃん!! それだったら俺への扱い酷いにゃー!!;」
違うよな!!? と一方通行に必死の様子で問いかける土御門
「…ただの散歩だ」
ポツリ、一方通行は答えた
『むー…、ただの散歩でしたか…』
心の何処かで期待していたルナはガッカリと肩を落とした
「ンな顔してンじャねェよ。 …だいたい、なンでこいつと一緒に居ンだよ」
「え?俺? だってルナちゃんと同級生なんだにゃー♪」
そう言って答えた土御門の言葉に一方通行は目を丸くした
「お前、高校生だったのか…?」
「驚くとこそこか!;」
『私は正真証明の高校生です! あ、制服フェチですか一方通行さん!!?vV』
「お前の貧相な体に興味はねェよ」