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やっぱり...

第3章 混乱。


裕樹には、全部話した。
包み隠さず。
ぶつかった日のことも含めて、今まで黙っていたことを真剣に謝った。
裕樹はしばらく考えたあと、
「会える?って言ってきたときからなんとなく気付いてた。」
「黙っててごめんなさい」
「でも、杏香から話してくれてうれしかった。」
やっぱり裕樹は優しい。
「肩。」
「え?」
「使っていいから」
「?」
「杏香が泣いてる顔は見たくない」
そのとき初めて自分が泣いていることに気付いた。
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