• テキストサイズ

やっぱり...

第1章 新しい恋


「きれい...」
思わずそう呟いていた。
夜景に見とれていると、
「杏香...付き合ってください!」
突然の告白に、言葉が出なかった。
「あの...
ごめんなさい、と言おうとした刹那、玲奈の言葉を思い出した。
≪このままじゃ女子としてダメになるよ≫
そういえば、裕樹と初めて話したときも、玲奈の言葉が頭の中にあった。
あたし、好きだったのかも...
いつまでも拓海のことを待ったままでいるなんて無理だってわかってる。
裕樹といると、すごく楽しかった。
会うたびにもっと一緒にいたいと思っている自分が、必ずいる。
裕樹の話なんて頭に入ってなかったけど、
「はい」
答えてる自分がいた。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp