第13章 大学祭2日目
その後も楽しく時間は過ぎて行った。
「それじゃあ、そろそろお開きの時間だな。」
時間制の場所だったため、相田先輩が腕時計で時間を確認してそう言った。
それぞれ相田先輩にお金を渡し、店を出た。
「それじゃあみんな、また火曜日に。お疲れ様でした!」
相田先輩の言葉で解散した。
明日は大学祭の振り替え休日のため、次に学校に行くのは火曜日だ。
途中まで七瀬と紫音先輩と帰り、二人と別れた途端に徹が私に抱きついてきた。
「なに?どうしたの?」
「…疲れた。」
「お疲れ様。」
その時、急に目眩がして倒れそうになった。
徹が抱きついていたお陰で転倒はしなかったが、目眩など滅多に起こらないため、少し驚いた。
「シュリ、大丈夫か?」
「うん、ちょっと目眩がして…。」
「お前も疲れてんだろ。ゆっくり休めよ?」
「うん、そうするね。ありがとう。」
アパートに着き、それぞれ部屋に戻った。