第2章 流れる毎日
心臓バックバクになりながらも、ツナさんに私の部屋…というものに案内してもらった。
「じゃ、荷物整理してね?7時になったら呼びにくるから、その後皆に紹介しなくちゃいけないしね」
そう言ってニコッと笑う。なんで笑顔一つでこんなにも違うのか!!イケメンはいいね!!
「返事は?」
『…はい』
うん、ほんと笑顔一つで違い過ぎなんだよ。
その返事に満足したのか、颯爽と去っていった。
『ふぅ…』
小さくため息をつきながら、部屋に入る。…入る。入りましたよぉぉ?
え、なに?広いんだけど?
あれ、ホテルのスイートルームだよ?あっれれー?
部屋間違えた?いや、あのツナさんだよ?そんなわけ…
一回部屋から出てみる。そして、目に入ったのが、「aonami yuu」…私の名前がローマ字で書いてある。というか、このプレート自体、金の縁取りがしてあって高そー…じゃなぁぁぁあい!!
ここは正真正銘…私の部屋!!
もう、この際仕方ないんですねっ⁈分かりましたよ…
観念して部屋に入り、時計を確認。…まだ3時か、普通にできそうだなぁ
だって、私そんなに荷物多くないしね
ここで気を緩めた私がバカだった…
ツナさんはなめちゃ駄目だ。これを身にしみて分かるのはちょっと先。