第11章 〜予兆〜
六番隊では
「何だったんスか、あれ」
「知らぬ」
素っ気ないやり取りの後、仕事が再開され。
十一番隊では
「剣ちゃん、修行やり直しだって」
「チッ面倒くせぇ」
「いや、隊長!説明して下さい!」
「そうだね、流石に納得行かないよ」
巻き込まれた一角と弓親が剣八を問い詰め。
四番隊では
「卯ノ花隊長…鏡門なんて高等結界の展開が凄く早くなりましたね…」
「師があの方ですからね」
未だびくびくしている花太郎に卯ノ花が微笑み。
十番隊では
「…結局何だったんですか?」
「何って、奇襲だろ」
「玲の鬼道相殺出来るなんて…隊長本当に強くなりましたねぇ」
「お前も見てもらえ」
「そうですね。足手纏いは御免ですし」
比較的穏やかに会話する隊主と副官がお茶を啜りつつ執務を始め。
七番隊では
「又しても、不覚を…」
「隊長、あれは仕方ないかと思うんですが」
落ち込む隊主を宥める副官が居た。