第3章 守護神とエース
体育館 朝練中(影山目線?)
サーブで空のペットボトルを倒す練習中。1回目、当たる!と思った瞬間、日向が邪魔をし、ホームラン。
2回目、綺麗なレシーブをされ、ボールが落ちた。誰?1年2人が思う中、練習に来た2、3年、澤村、菅原、田中が彼の名を呼ぶ。
「ノヤっさん!」
「おう!龍!」
「「西谷!」」
「チワース!」
彼こそが、烏野の守護神、西谷夕だった。1年と会話し、マネージャーの清水を見つけると・・・。
「潔子さ~ん!貴女に会いに来ました~!」
「えぇっ?!」
バチーンッ 飛びつこうとして、ビンタをくらった。その後
『あの~、清水先輩、コレってどこへ持っていけば・・・?』
「?!女子?!」
「そ~なんだよ!ノヤっさん!今年は女子が入ったんだ!」
何故だか威張る田中先輩。誰だろう、この人。
『ノヤっさん?』
「おぅ!果穂、こいつは2年の西谷夕っつて、リベロだ」
『へえ~、じゃあ、この前、言ってた守護神の方ですか?』
「っ!しゅっ・・・守護神?!」
『??』
私は首を傾げた。西谷先輩、赤くなってる?守護神って言われて嬉しかったのかな?
その後、西谷先輩は、旭さんって人が戻って来ないと自分も戻らない!と言い張って、行ってしまったのだけど・・・日向の説得?というか、レシーブを教えて下さい!で来てくれることになった。主には先輩って呼んだのが良かったのかな??
後は・・・旭さんか・・・。
放課後 体育館 西谷先輩が日向、月島、山口にレシーブを教えている。
『先輩!私も質問!』
私は手を挙げた。
「なんだ?」
『西谷先輩のこと、なんて呼んだらいいですか?“ニシノヤ”って長いじゃないですか~?』
「おう!何でもいいぞ?」
『じゃ、じゃあ、ノヤ先輩!で』
「っ!・・・いっ、いいな、ソレ」
「ちょっ!俺は?!」
『え~、田中先輩は田中先輩でしょ?』
「ガア~ン」
あからさまに田中先輩が落ち込む。仕方ない。
「やっぱり、女子がいるって・・・いいな、うん」
『!女子!女の子扱いされてるよ?トビオちゃん!』
「あ~、はいはい。よかったな」
『冷たい』
「?果穂って影山と仲良いよな。なんでだ?」
「あぁ、それは・・・」
『トビオちゃんは、私のだからです!』
キリッっと宣言した。
「?!誰がお前のだ!ボゲェ!」
「ププッ、王様、顔赤いよ?」
「月島!てめー!」
