第5章 帰国子女は何を思う
時は少し遡り、
鈴宮を火神から引き離した頃…
私は水戸部先輩に手伝ってもらい、ベンチにいた。
魂が抜けかけているのは仕方ないと思う。
リコ
「鈴宮ちゃーん?晴奈ちゃーん?
ありゃりゃ…完全に固まってるわね…今のうちに手当てしちゃうからね~」
シューッとスプレーを吹きかける。
晴奈
「ひゃあぁぁぁぁぁ!!!」
思わず変な声を出してしまう…
リコ
(やば…)
リコは視線を流してあたりを見ると、ほとんどの部員が顔を赤くしていた。
リコ
「大丈夫?痛くない?」
晴奈
「大丈夫…です。少しだけで……」
小金井
「いや、どっちだよ」
小金井先輩いいツッコミスキルですね←
そんなこと思っていたら、リコ先輩は足の手当てを終わらせていた。
さすがカントクやってるだけあるな~
でもなんで生徒がカントク…あ、あの筋肉数値化があるからかな…そーゆーことにしとこ←