第4章 1on1のはずが・・・?
私は同じく目を見開いた大我から離れようとした
そう…
離れようとしたが、できなかった。
大我の腕が俺の背中と頭部に腕が回っていた。
そして大我は私の下で、床に打ちつけられないように守っていてくれたんだと後から思った。
この時はこんなこと考える余裕なんてなかった。
目の前にいる大我に頭がいっぱいだった。
そして、大我は赤面しつつフリーズしていた。
私はただ身体中の血液が顔に集まってくるのも感じているしかなかった。
あ……もう息が…
うすれゆく意識の中、私はゆっくりと目を閉じた。