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【おそ松さん】六つ子の恋人は六つ子ちゃん!?

第2章 キャバ嬢と用心棒


牡丹の話を聞いていると、ウェイターがボトルを持ってきた。
それをテーブルの上に置くと、軽くお辞儀をして退がった。


牡丹『アタシの事よりもお兄さん達の事を聞かせてよ♪二人共めっちゃ顔似てるけど、もしかして双子?』


目の前に置かれたボトルを空けて二人のグラスに酒を注ぎながら尋ねる。
手渡されたグラスに口を付けながら、まず最初におそ松が口を開く。


おそ松「フッフッフッ、聞いて驚け。オレ達ぁ…世にも珍しい、六つ子なのさ!ガーハッハッハ!!」


チョロ松「威張って言う事か!!お前もう酔ってんのか!?」


やけに自慢気に言うおそ松にチョロ松がツッコミを入れる。
すると牡丹は…


牡丹『アタシも六つ子だよ♪』


おそ・チョロ「「………え?」」


まさかの言葉に二人して聞き返す。


牡丹『アタシも六つ子なんだ。まさか自分達以外にも六つ子がいたとはね〜♪ビックリだわ!!』


ビックリとか言いながら、牡丹にさして驚いた様子はない。
寧ろ驚いているのは自慢気に言った当の本人おそ松とチョロ松。


おそ松「え、ちょ、マジ?牡丹ちゃんが六つ子?」(汗


牡丹『そ♪この顔があと五つもあるんだよ♪』


チョロ松「まさか…自分達の他に六つ子というモノが存在したなんて……」(汗


牡丹『因みにアタシが長女♪あと三女もこの店で働いてるよ』


おそ松「そうなんだ!?え、どこどこ!?」


牡丹『えっとね、今奥に……』


ガシャンッ


「「キャアァァアアアア!!」」


おそ松「お、なんだなんだ?」


突然店内に響いた食器やガラスが割れる音とキャバ嬢達の悲鳴。
何事かと其方に目を向けると、一人の客が立ち上がっていた。
見るからにヤクザ顔の男だ。


男「よう姉ちゃん、随分態度悪いじゃねーか?こちとら客だぞ?」


キャバ嬢「す、すみません…!!でも、いきなりスカートの中に手を入れるのは……」


男「うるせぇ!!テメェらキャバ嬢は風俗嬢と似た様なもんなんだからよぉ、黙って男に腰振ってりゃイイんだよ!!」


目に涙を溜めて震えるキャバ嬢に酷い暴言を浴びせるヤクザ顔の男。


おそ松「なんだアイツ…無茶苦茶だな…」


チョロ松「でも誰も助けに行かない…どうしたら…」


怒鳴り散らす客におそ松は怒りを露わにし、チョロ松はどうすればと慌てる。
すると…

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