第2章 卑猥な食べ物【坂田銀時】
とろり、と先端から溢れる液体に私は思わずむしゃぶりついた。
ちゅぱっと音を立てて舌で先端を押さえつける。
止めどなくあふれるその粘液を舌で舐めとり、飲み込んでいく。
それでもびゅるびゅると飛び出してくる液体はいつの間にか私の頬を汚した。
「ん、んんっ」
漏れないようにそれを口ですっぽり覆うと、若干勢いを増して白濁が飛び出してくる。
その勢いに負けないようにこくこくと飲み込み、搾り取る。
もう大丈夫かなと思いそれから口を離すと、ここぞとばかりにそれは白濁を思い切り私の顔にぶちまけた。
「やっあぅっ」
慌てて再び口に含むが、時すでに遅し。
すっかり飛び出す勢いのおさまったそれは最後の一滴を絞り出すと、くたりとなった。
「あーあ、勿体無い。」
直後、私にそれを与えた張本人、銀さんから声がかかる。
彼の座っているソファの方へと顔を向けると、彼は大声を出した。
「勿体無い、じゃねーよ!なんでたまごアイスでそんな卑猥な話になるんだよ!!」
「卑猥って、私何も卑猥なこと言ってないじゃない!」
「表現が卑猥なんだよ!なんでたまごアイスでそんなフェラみたいな表現になんだよ!お前のせいでなんかちょっと反応しちゃったじゃん!」
ちらりと銀さんの金さんへと視線を向けると、パンツ越しに膨らんでいるのがわかった。
近づきそれを右足で踏みつけ、冷めた目で彼を見下ろす。
「これから仕事だよね、静めろ。」
「こえーよ!」
グリグリと足袋越しにそれを押しつぶと、銀さんからふぐっというなんとも言えない声が漏れる。
「ちょ、ぐっ、まて、洒落んなんねーから離せって。」
「えー、なに、何を離せって?」
「なにってナニをだな………あ、ちょっ、まじ止めろ!」
「え、きゃっ!?」
右足を掴まれ、バランスが崩れる。
銀さんの方へと倒れこむと、硬いそれがお腹に当たった。
「なにすんのよ!」
「こっちの台詞だ!」