第1章 坂田銀時(クリスマス)
銀時「で?名前は」
愛『愛です』
名前を聞くと、背顔向け歩き出そうとする銀時に焦って呼びかけ
愛『さっ坂田さんっ』
銀時「ほらっ行くぞ、愛」
そう言って手を差し出す銀時
愛『あっはい…』
恥ずかしそうに、モジモジと手を握る愛に
銀時「それと、銀時って呼べよ、俺達恋人同士なんだろ?」
真っ赤になりながら、
愛『銀時…』
その、可愛らしい反応に満更でも様子で
銀時「おっおぅ、おっ愛は甘めェもん好きか?」
甘い物と聞いて、目を輝かせながら
愛『大好きです』
そう言う愛に、心臓を鷲掴みされ
銀時「敬語…辞めろよな」
銀時も、頬を染め顔を反らしながら
銀時「すげェ可愛いんだけど、何なのこの子」
ブツブツと呟き、顔の火照りを冷まそうと試みる