第1章 坂田銀時(クリスマス)
12月24日町はクリスマス一色
そこらじゅうに居る恋人たちが、幸せオーラを纏う
そんな中クリスマスとは程遠い3人が町を闊歩していた。
銀時「けっ、何処もかしこもクリスマス、性なる夜しけ込つもりですかーコノヤロー」
神楽「銀ちゃんうるさいネ」
新八「そうですよ銀さん、それじゃモテないの丸出しで恥ずかしいですし、ていうか一緒に居る僕達が恥ずかしいです」
銀時「黙れモッサリ眼鏡ーモテねーのは、お前も一緒だー」
新八「誰がモッサリ眼鏡だ!」
神楽「ふんっ二人ともモッサリネ。」
3人が下らない小競り合いをしていると
愛『あの~』
神楽「?」
愛『万事屋さんですよね』
恋人と待ち合わせでもしているような、とても、可愛らしい格好をした女が話しかけてきた
神楽「そうアル、もしかして仕事の依頼アルか?」
愛『はい…』
神楽「銀ちゃーん、お客さんアルよー」
銀時「あっ?仕事だー?」
新八「銀さん、文句言わなで、お客さん待たせない」
女の前に来ると、頭をダルそうにかきながら
銀時「で?仕事の内容は?」
後ろで、態度が悪いですよと言う新八を無視し、女の顔を見れば
愛『あっあの…』
急にソワソワし出し、チラリと神楽と新八に目を向ける、その様子で、勘を働かせた銀時は
銀時「新八~神楽~おめェら、しばらくその辺りブラブラしてこい」
そう二人に告げ、視線を戻し
銀時「どんな依頼だ?」
その言葉に意を決した様子で
愛『クッ…クリスマスイブの間、恋人になって貰えませんか?』
真っ赤な顔をした、女を見れば自分が本当に告白されたのではないかと、勘違いしてしまいそうになる
銀時「あぁ」