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HQBL * 猛 禽 類 の 想 う こ と
第2章 おまえとこれからも
「まだできるじゃないすか、春高までいるんですよね?」
ポカンとした赤葦が、そう聞いてくる。だけど木兎にとって大事なのは、それもだけれど。
「“赤葦”とバレーやってたい」
――お前とじゃなきゃ多分、俺は全力出して戦えない。
高校で、この梟谷で。
赤葦京治という男に出逢えて良かったと、木兎はしみじみ思った。
……そして。
「赤葦、すっげぇ好き!」
白い歯を見せて、木兎はにんまりと笑ってみせた。
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