第5章 ☆徳川家康☆ ~やきもち~ /完結
『はぁ、はぁ、、ん、ん、あん、』
『家康…? 好き…大好き…』
トロンとした目で俺を見つめ…口づけをねだる。
『ッツ、はあはあ、、クッ、、綾 イクよ』
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二人、繋がったまま 息を整える。
『家康? 呼びにきてくれたの?』
『あんた、針を持ったまま寝てた』
先ほどの光景が甦りまたムッとしそうになる。
『これ、、、家康のなの。見つかっちゃたね』
『えっ?』
『もうすぐ誕生日だから…家康が作ってくれた袿の刺繍と同じものを施して…』
『ごめん…、』
訳が解らないと言った風に俺をみる。
俺は、寝言とは言え俺以外の名を発した綾にやきもち妬いて、、自分勝手に抱いてしまった。
いたたまれなくて、綾の肩に顔を埋める。
『ちょっと…いつもと違って…興奮したかも』
そう言って、ちゅっと鼻先に口づけされた。