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【イケメン戦国】紅い華、甘い蜜。
第2章 ☆徳川家康☆ ~照れているのは~ /完結
朝餉を食べて、出掛ける支度を整える。
綾も俺が用意した着物を着せてもらったようで襖から顔を覗かしている。
『何見てんの』
入り口にいる綾の手を引いて中へ招き入れる。
『着物、似合ってる』
髪をすくい口づける。
『ありがとう…』
『じゃ、行ってくる』
そう言って、名残惜しい気持ちを抑えて振り向くと後ろから声がかかる。
『あ、待って!』
―ん?
振り向いて綾をみる。
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