第4章 月日は過ぎて文化祭

トド「……はい！僕と十四松兄さんと一松兄さんはこの件に関して関係ないです。むしろ被害者です。見てたでしょ。上の3人が殴りあってるとこ。」

おそ「なっ！？ きたねぇぞ！」

チョ「おめーが煽ったんだろ！」

カラ「フッ。それなら聞いてくれマイシスター。俺もこの件に関して無関係…」

『カラ兄、少し黙って。後で言い訳は聞いてあげるから』

カラ「……はい」

『私には三人とも叫んでたように思えたんだけど……あれは応援してたんじゃないの？』

トド「違うよ！僕らが兄さんたちの喧嘩を喜ぶと思う？僕らは必死で止めるように叫んで……でも……兄さんたちには声は届かなくて……。こんな事になってしまい、あの人たちの弟として反省してます。ね！十四松兄さん、一松兄さん。」

一「…はい。すびませんでじた。」

十「ごめんなさい。うっうっ…。僕、あや子のお兄ちゃんなのに…僕一人じゃ何も出来なくて…………うわーん!!」

おそ「はっ！とんだ大根役者だな。騙されるんじゃねぇぞあや子」

チョ「羊の毛皮をかぶった狼どもめ！！うちのあや子がそんなんで騙されるわけねぇだろ！」

カラ「フッ。悪いが、浅はかな考えだったな。」


『………………十四松兄さんたちは悪くない！！』

おそカラチョロ「なにいいいい！？！？」

『ごめんね！私疑ってた！そんな事喜んでするわけないもん！』

おそ「待て！早まるなあや子！トド松なんか堂々と目薬指してたじゃねぇか！一松だって、普段あんな台詞言わねぇだろ！！十四松に限っては、トド松と一松が耳打ちしてただろ！！」

一「やだなーちゃんと反省してくださいよ、お兄さん」

トド「そうだよ！僕達の身にもなってよね！」

十「あや子大好き！」

『私も大好きだよー！あ、カレー出来たんだけど味見頼んでいい？』

おそカラチョロ「あや子！騙されるなぁぁぁぁぁぁ！！」