第4章 月日は過ぎて文化祭
おそ「待て!話し合おうじゃねぇか。本当に俺がそんな事すると思って…」
「る!!!!!」
トド「だっておそ松兄さんだよ!?十分にありえる」
チョ「異議なし!」
一「…罰として土の中に埋めようぜ」
十「引きずりの刑にしようよ!」
カラ「俺達兄弟の間で抜けがけはなしって言ったの兄さんだったよな?」
おそ「………………お、お前ら…………………お前らが俺のことをどう思ってるかよーく分かった!!!!!!!!!!」
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「よし!いい感じ。」
今日のカレー結構うまく出来たなぁ。十四松兄さん辛いのダメだから味見してもらおっと。
「………って………………だから……………!!」
「…!!うっせ………………お前だって………………!!」
……………?二階がうるさいな。また喧嘩でもしてるのかな?
『ちょっとうるさいよ…………わー!!何やってんの!!』
麩を開けるとぐっちゃぐちゃの部屋にボロボロの麩。そしてボロボロのみんながいた。
おそ「あたまにきたぜ!おらっ!逃げてねぇで勝負しろや!」
チョ「はん!俺を殴れねぇ様じゃ巷最強説も嘘ってことになるな。」
カラ「兄貴こそ逃げてないで勝負しろ!!」
おそ「はっ!お前とまともにやり合ってもらちがあかねぇっての!」
トド「兄さんもあきらめが悪いなぁ。とっとと殴られた方が楽になるよー」
十「やきうやきう!」
一「おい、クソ松。殴れねぇんならさっさと代われ!役立たず」
『………………』
ドガッ!バコッ!スッパーン!
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『それでどうしてこうなったの?』
「だってこいつ(ら)が」
おそ兄以外の兄たちはみんなおそ兄を指さした。
おそ「はぁー!?なんで俺だよ!?」
トド「白々しいよねー。抜け駆けしたくせに。」
おそ「だから誤解だって言ってんだろ!」
チョ「はっ!どうだか」
また喧嘩が起こりそうな雰囲気。だけれども、私の怒りも頂点に近い。
『…………ねぇ、仲がいいことは結構なんだけど、これどうするの?』
私は穴があいた麩や壊れたテーブルを指した。
『これ、誰が掃除したり修繕したりするんだろうね。言っとくけど母さんも父さんも仕事があるからね。しないよ?』
ここでようやく私が怒っていることに気づいたようだ。
チョ「……あ、えと…て、手伝…」
『当たり前だよね』