第3章 売られた喧嘩は買う主義なの!
チョ「おい!乗り遅れるぞ」
『待ってください!乗りまーす!!』
ギリギリセーフ。駅員さんが苦笑いしているのを見届け、電車は発車した。
『……はぁ、疲れた……』
トド「これもそれも十四松兄さんが目覚まし壊すからだよ」
十「えー!壊したのは一松兄さんだよ。」
一「…俺は電池を抜いただけ。その後バラバラにしたのはお前。大体チョロ松兄さんが起きなかったのがわるいんじゃない?」
チョ「ちげぇよ! そもそも目覚ましなったの俺が設定した一時間後だったじゃねぇか!カラ松お前設定変えただろ!」
カラ「フッ。だが、実際に最後まで起きなかったのはおそ松兄さんであり、俺ではない。」
おそ「えー俺のせいかよ。それならトド松お前がトイレ長かったのが問題だったと思うぜ?」
トド「はぁー!? みんなそんな変わらなかったでしょー!? てか、絶対一松兄さんのほうが長かったから」
一「…いやそれはおそ松兄さんがいきなりドアを開けて引っ込んだからで…」
『はいはい。結果的に間に合ったからいいでしょ。』
キリが無いので、そろそろ止めにかかる。というか、そろそろ周りの人の目が痛いし…。流石に休日はひとが多いな。
トド「あ、そこ空いてる!」
トド兄が真っ先に席を見つけ、座る。
おそ「………くそっ!先を越された!」
『もー。すぐ着くよ?』
カラ「…フッ。マイシス…」
十「あや子! こっちこっち!」
十兄が私の手を引く。
十「ここ!!どーうぞ!」
十兄が私をトド兄の隣に座らせた。
『えっ?』
トド「お腹痛いんでしょ?僕に寄りかかっていいよ。」
十「前に倒れても大丈夫なように俺ここにいるね!」
『………トド兄、十兄ありがとう』
おそ「おい……あれ見てみろよ。」
一「…」
チョ「くっ眩しい」
カラ「ぐはっ!」
おそカラチョ一「(俺の弟妹まじで尊い)」