第3章 売られた喧嘩は買う主義なの!
麩が開き、そこにいたのは兄さんたち。
『……あ、カラ兄も帰ってきたんだ。おかえり。十兄も……おかえり。』
十「……………うっ…うぐっ………ごめ…あや子………………ごめっ…」
カラ「…………お、お前……大丈夫なのか!? ちょっと見せて……ウグッ!?」
一「クソ松は黙ってろ」
『…………十兄………』
十「あや子………ごめん…………ごめ……………痛かったよね……………なのに俺………」
『……………ううん。十兄は悪くないよ。怪我なら大丈夫! 私けっこう丈夫だから………………って痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?』
十「……俺のより酷い……俺のために…………」
『…………十四松兄さんだから……私の大好きな兄さんだからしたんだよ………私兄さんに笑ってて欲しくて……だから……………ごめんなさい』
十「………俺もごめんね。…だから今度は俺があや子を守るよ!!」
『……うん。十兄大好き。』
十「俺もあや子大好き!ありがとう」
おそ「まっ、めでたしめでたしだな。」
チョロ「しっかし、あや子!!お前ここ座れ!!十四松もだ!!お前らほんっと無茶ばっかりするんだから!こういう時は頼れっていつも言って………」
カラ「あや子!!だだだだ大丈夫なのか!?腹の具合は!?」
『……カラ兄……』
おそ「病院には行ったのか?」
『大げさだって』
トド「いやいや。行った方がいいよ。」
おそ「そうそう。将来子供産めなくなったら困るぞ?」
『子供って。心配しすぎでしょ』
真面目な顔していうおそ兄に笑いがこみ上げてくる。
おそ「そりゃあ、心配だってするさ。将来俺の子供生んでもらう予定だからな。何かあったら大変だ。」
……兄さんキュン
『……………って、いやいやいやいやいや!?』
チョ「おっ、お前何言って……!」
おそ「はぁー?チョロ松この間酔った時、
チョ「あー!俺このまま一生彼女できないんだぁーー!!母さんに孫見せられないんだぁぁぁーーーー!」
「大丈夫だ、心配すんなチョロ松。俺達には可愛くて優しくて俺達のこと良くわかってくれる子がいるじゃないか!」
チョ「へ?いる?」
「あや子。俺の完璧な計画聞くか?」
チョ「聞く」
「あいつ同じ七つ子と思えないぐらい優秀だろ?あいつは成功するタイプだ。と、言うことで俺あいつに養ってもらうことにした」」