第3章 売られた喧嘩は買う主義なの!
「おらっ!!」
「サンドバックみてぇ!」
ドコッ! バキッ!
「おいおい、まさか死んじゃいねぇよなぁ。まーつーのーくぅん」
『………………うっ…………』
「おっ!生きてた生きてた! 」
「なーんかボロ雑巾みてぇ」
「あ、そう言えば今日こいつの妹見たぜ。」
「あぁ、松野……トド…子だったけ?」
「ちげぇよw弟の方と混じってんじゃんwwwほら、1組のあいつの元カノがゾッコンだった。」
「あぁwww」
「松野あや子ちゃんだってよ。ちょー上玉。ありゃ、そこら辺の女ハメるよりいいぜ。」
「まじで!?俺狙っちゃおうかなぁ」
「そうだ!なぁ、松野。すこーし提案があんだけどよぉ。あんたの妹すこーし俺らに貸してくんねぇ?ケケケ。なーに。みんな1発ずつやらせてくれるだけでいいからよぉ」
「………………あ……」
「んー??なになにー?」
『……………わ……わかった。そ、その代わり………もう俺に近づかないって約束して』
「………………ぷっ………ぎゃはははは!!マジかよこいつ!妹売りやがった!!」
「あぁ、約束してやんよ。松野十四松くぅーん。」
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『……………………………ゴホゴホ!!いったぁ!』
……あいつら見えないところを徹底的に殴りやがって。しっかしバッカだなぁ。私を十兄だと本当に思ってやがってたし。
☆
私はチョロ松兄さんとトド松兄さんに十四松兄さんのことを話した。二人ともぶち切れていた。
ト「……もしかしてあれかな? 最近十四松兄さんの靴箱に手紙が入っててさ。その手紙があるといつも用事がって一緒に帰れなかった。」
チョ「今すぐぶっ飛ばそうぜ」
一「…だけど他にもいるかもしれない」
『………………あのね私に考えがあるの。放課後17:00に場所は……そうだね……チョロ松兄さんの生徒禁止区域の路地裏にでも呼び出すよ。全員来るように仕向けるからみんなで特攻をかけてぶちのめそう。』
トド「ナイスアイデア!今日終わるのは15:00だから充分準備ができるね。」
チョ「……だが、どうやって集めるんだ?」
『私にはね女っていう武器と、頼りになる人がいるんだから』
そして私は友達に頼んでメイクをしてもらい、校内中歩き回ったというわけ
☆
『…さて、まずは第一作戦は成功ってとこかな。っと私は早く着替えなくちゃね。』