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炎の月に架かる虹【ONE PIECE】

第8章 華の決意


「何でってお前…」
「?」
「お、お前が好きだから…誰かにとられたくねェんだ!」
「…ッ、そういう……」


嫉妬ってされるの嬉しいんだ。


「腹減ったぁ!」
「サボ君加減してよ!」
「食べすぎ注意ってことね。」
「んー…分からん!」
「サボ君!」


コアラに頬を抓られて・・・。
別におかしいことないけど。
私は寧ろコアラに攻められてるサボ面白いと思うし。


「分かったよ。」
「もうっ!いつも分かったって言って食べるでしょ!」
「…そうか?」
「そうじゃない!!」


楽しいな。
でも、ここを出て行くんだよね私。
でも後ろ髪引かれる思いは気のせい?
ここでの仲間・・・コアラを含んだみんなと分かれるのは他愛もない気がする。
でも、サボが私を忘れてしまったら?


「どうしたの?怖い顔しちゃって。」
「え?」
「ん?」
「な、何でもないわ!考え事してたのよ。」
「ふーん。それより、夕食食べよ!」
「うん。」
「あっ!ラーラは俺と食うんだ。」


辛いと一瞬の気持ちを押し殺す。
忘れてもらう。
その意志は変わらない。
気にするのなら自業自得。
サボを愛してしまった罰。























変わらない思いなんてこの世にない。
いつかは消え行く冷めた思い。
黒い闇が目覚める前に消えてしまおう。
再び何かを傷つけてしまう前に。
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