第20章 未来への扉
俺も、脱ぎ捨てる、
そしてそのまま、
もう一度、ベッドへ。
早く繋がりたくて
言葉が、出なかった。
じっくり味わう余裕も、なかった。
ケンカしたって好きなんだ。
ケンカしたって好きでいてくれるんだ。
俺のいいところもダメなところも
受け止めてくれるのが、夏希。
ただ、
くっついていたくて、
感じていたくて、
感じさせたくて、
そばにいたくて。
その気持ちが、止まらない。
触れられる部分は、全部、触れる。
見えるところも。
見えないところも。
指も、舌も、
あらゆるところを
なで回す。
反応してきた部分は
全部、刺激する。
胸の頂きも、
両脚の間のワレメも。
あっちは固くなり、
こっちは潤み、
俺のアソコは
すっかり存在感を主張して
夏希と繋がるための
体の準備は着々と整う。
二人とも
言葉はなく、
吐息と汗で
体の熱を…欲を感じてる。
昼間の汗とは違う。
ほとばしる気持ちを伝える
転がるような汗。
俺の背中を抱き締める夏希の手が
つ、と滑った。
『…もりすけ、汗、』
『夏希だって、すごい…』
胸の谷間から首筋にかけて
キラキラとたくさんの汗の粒。
エアコンは効いてるのに。
冷えた空気と熱い体。
『ここも…』
同じようにびしょ濡れになったワレメ。
『足、閉じて…』
汗をかいた体を重ねた。
そして、
ワレメにあてがうと、
『…んんっっ…』
閉じた脚の間から
グチャ、グチャ、と卑猥な音がする。
『…キツくて、最高…』
汗で滑りのよくなっている体を
抱き締めあって、
何度も何度も、打ち付ける。
『もりすけ…ぁぁ…』
『…あ、おれも…』
濡れたナカに、
熱いほとばしり。
薄い膜の中に
放出された液体が
先端におさまりきれず、
俺の欲棒全体をヌルリと、濡らす。
『…まだ、抜かないで』
『ダメだ、このままじゃ外れるよ…』
無理矢理抜き出して
手早く処理をした。
まだ、息の荒いままだけど。
『夏希、今度こそシャワー。』
手をひいて、
裸のまま、バスルームに飛び込む。