第19章 Marry me !!
しか~し。
…いざとなったら、
プロポーズって、難しいな。
まず、タイミングがわかんねぇ。
なんかの記念日とか、
クリスマスとか、そういう日?
でも、それって、ミエミエじゃね?
全く関係ない日の方が、
予想してない分、
びっくりしてもらえそうな気がする。
でも、
じゃあ、どーやって
ビックリさせる?
…そもそも、プロポーズって
ビックリさせる必要ってあるっけ?
木兎みたいな大掛かりなことは、
俺には、とてもムリ。
どっかで飯食いながら、
指輪渡して"結婚してください"
…これじゃ、シンプルすぎるか?
そうやって
あれこれ思い悩んでたら
もう、どうしていいか
わかんなくなってしまって…
小春ちゃんからもらったブーケも
とっくに枯れて(爆)
水着の季節は終わりを迎え、
街の中のあちこちに
カボチャのオバケが並ぶ季節が
訪れようとしていた。
…このままだと、
あっという間に冬だな。
無難だけど、
クリスマスプレゼントに
指輪、渡すか。
そんなことを考えながら
グズグズしていた俺。