第19章 Marry me !!
つかんだ腕を引き寄せて
浴衣の体を抱き締める。
ビキニもあんなに似合うのに、
浴衣もこんなに似合うなんて。
日頃から美人なのに、
湯上がりの素顔で
ほんのり酔った顔なんて
反則!ってくらい色っぽくて。
言わずには、いられない。
『エリ、お前、最高の女だよ。』
俺の腕の中から
スルリと抜け出して
イタズラっ子のように笑う。
『ほんと?
じゃ、お隣さんたちに負けないくらい
愛してくれる?』
お隣さん達…赤葦達と、木兎たち。
『あったりめーだろ!
あいつらに、エリのセクシーな啼き声、
聞かせてやれよ。』
『もう、H!』
『好きだろ?』
『(笑)大好き!
秋紀のことも、sexも、大好き!
秋紀とするsexは、最高に好き!』
『…他のヤツと、すんなよ?』
『そりゃ、秋紀が、
私のこと、大事にしてくれればね。
放っておいたら、わかんないよ?』
大事にする。
誰より大事にする。
だから、ずっと…
一生、俺の女でいてくれ!
『…ね、どうやって愛してくれるの?』
挑発的な目線で
俺を見つめるエリ。
…狩猟本能に火をつけられたのか、
俺もメラメラ ムラムラと
心が…体、か?どっちでもいいか…
熱くなる。
追えば逃げていきそうな女。
追いかけがいのある女。
放っておいたら、
ほかの男にもっていかれそうな女。
でも、
俺のことが大好きな女。
俺の、サイコーの女。
エリ、
俺の前で、
果ててくれよ。
お前のその顔を見ると、
誰より強くなれた気がするんだ。
お前の男でいるって、
とてつもなく、誇らしい。