第18章 誓いの言葉
『俺の名前、呼んで、イッて。』
…痺れがはしる。
スグにでも、そうしたい。
京治さんの前にいると、
私は、とてつもなく、淫乱だ。
指を入れられただけで、
もう、スグに、こうなる。
『ぁぁぁっ、京治さん…
京治さんに、イかせてほしい。
お願い、私に京治さんを思い出させて…』
いっそう深く挿しこまれた指。
あの、細くて長くてきれいな指…が、
私のナカをかきまわす。
もっと、深く、
もっと、たくさん、
そう思うと、たまらず、
片足が、京治さんの足に絡み付く。
『もう…今日からは
俺以外の男に、こんな姿、見せんな。』
『…あたり、まえ…
もう、私を置いて…どこかに行ったり
しないで、ね…ぁぁっ!!』
あいていた親指と人指し指が
私の肉芽の根元を強く刺激した。
『ぁぁぁっっ…け、いじ、さ、ん…』
力が抜ける。
『小春のスイッチ、入れちゃったな。』
抱えあげられて、
そのままベッドへと運ばれる。
私を組み敷いて、
見下ろしながら、
京治さんが服を脱ぐ。
日焼けした体。
逞しい腕。
下も、脱ぐ。全部。
…見てもいい?
京治さんの、アレ…
パンパンに存在を主張しながら
真上に向かってそそりたつ。
…ほしい。アレが。貫いてほしい。
私だって、悔しい。
京治さんのアレで、
私以外の人が喘いだと思うと。
どんな人に
どんなこと、させた?
男の人だ。
愛がなくても
欲があれば、
たいていのことは出来るんだろう。
…キスもした?
キスは、特別な気がする。
欲望を排泄するのと
キスは、違う。
『なに?』
『え?』
『なんか…言いたそう。』
『ううん…』
『言えよ。俺も嫉妬してるんだ。
小春だって、そうだろ?
そういうの、我慢しないで。
今夜は…そういうの、全部、ぶつけて。
それが、待つな、って言った、俺の
償いだから。』
…じゃあ、聞く。
醜いってわかってるけど、聞く。
『…キスも、した?』
『…した。ごめん。好きじゃなくてもさ、
セックスの前って、なんとなく、
キスから始めなきゃいけない気がして。』
そうだよね。
抱かれた女の人はみんな、
それなりのつもりで抱かれたはず。
キスも、求める。
それは、女として、わかる。
…お互い様だ。
私も、そうしてきたんだから。