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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第18章 誓いの言葉



『これより、
赤葦京治さん・小春さんの結婚式を行います。

始めに、お二人の誓いの言葉です。』

『それ、"誓いますか?"ってやつ?
やるやる、俺、神父の役、やるっ!』

…いきなり、木兎さんが立ち上がります。

『光太郎、大丈夫?』

『読むだけだろ?出来るよー!
何か、手伝いたいじゃん!』

『…では、木兎さんの言葉に続いて、
お二人は"はい、誓います"って言ってください。
木兎さん、お願いします。』

『コホン。
新郎 赤葦京治君。
…オンナハケンヤカナルトキモ
ビョーメルトキモ?
なんじゃ、こりゃ?』

『…なんじは、
すこやかなるときも
やめるときも、ですね…』

夜久君がすかさず訂正し、笑いがおこります。

『ひっこめ、偽物神父!』
『光太郎には無理無理!』

『う、うるせー、
こんな、分かりにくい言葉で誓えるか!
ちゃんと伝わんねーと
心から誓えねぇっつーのっ!

いーか、あかーし。
お前はこれからずっと、今までの分も込めて、
小春ちゃんをすっげぇ大事にするって、誓え!!』

『命令、ですか?』

『グズグズ言うな、誓うって言え!』

『(笑)はい、誓います。』

『んじゃ、次、小春ちゃん。
小春ちゃんは、
もう、絶対、あかーしと離れない、って誓って。』

『はい…誓います。』

『よし、じゃ、誓いのキスをしろっ!』

『なんか…俺たち、主役のはずなのに、
二人で罰ゲームさせられてるみたいな感じに
なってるのは、気のせいですかね?』

『うるせー、あかーしっ。
3年も音沙汰なしで彼女を放っておいたんだから
ほぼ、罰ゲームだ!
さぁ、キスしろっ!5秒以上っ!』

みんな、笑いをこらえながら
写メを撮る準備をして…

それはそれは美しい、
王子様の誓いのキスは

…あら、予想以上に長くて…

『だーっ!あかーし、なげーよ!』

『3年分、ですから。』

『そんなの、あとで二人でエロエロやってくれ!』

『あー、もうっ!光太郎、うるさいっ!
こっちで黙って見てなさい!』

ついに、奥さまの介入で、
木兎さん、ゲスト席に強制送還、です(笑)



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