第18章 誓いの言葉
…『木兎さーん、さっき、会社に、
木兎さんあての電話があったそうですよ。
今、練習中だって言ったら、
あとでいいから連絡くれ、って。
はい、これ、番号。』
ヨントリーの体育館。
練習の休憩中。
『誰?急用?』
『練習終わってからでいいんだから
急ぎじゃないと思うけど…
名前は…えと、んー、
はかいし?あかし?なかあし?…
なんか、そんな感じの。なんだっけ?』
『はかいし?あかし?なかあし?
…もしかして、あかあし?』
『そう言われればそうかも。』
『まじっ???ちょ、今、かける!
監督、すんません、ちょっと急用!
え?サボりじゃないっすよ、ガチ!』
メモの連絡先に電話する木兎。
『…これ、あかーしの番号じゃねーな。
アイツ、携帯、変えたのか?外国用?
………あ、あかーしか?オレオレ!
…え?あ、そっちーっ?びびるーっ!
…あ、んじゃ、木葉も一緒に…
飯?やったー!…じゃ、焼肉!』