第18章 誓いの言葉

熱い。

待ち望んでいた刺激に
興奮している私の中も、

その私の中で暴れている
京治さんの塊も、

私の腰をつかむ
京治さんの手のひらも、

私の口からこぼれる
あえぎ声も

京治さんの口からあふれる
うめくような吐息も、

繋ぎ目からこぼれる蜜も、

二人を囲む空気も、

二人がそれぞれ抱く
言葉に出来ない思いも、

熱くて熱くて
心ごと、焦がしてしまう。

焦げて焦げて
消えない傷になればいいのに。

私のこと、
忘れないで、って

待ってるから、って

言えればいいのに。



『ぁっ、…京治さん、
はげしく、して…
こわして、いい、から…』

『小春、
壊したいよ…他の、男に、
取られる、くらい、なら、
俺が、小春を、壊し、たい…』

私だって。
他の女の人に取られるくらいなら、
私が、京治さんを、壊したい。

『でも…小春が、大事すぎて…
壊せない、よ…』

京治さん…苦しい、ね…
私も、苦しい。

大事すぎて、
苦しんでほしくなくて、

抱かれて幸せなのに、
いつも、切ない。

だから、
目の前のことしか、言えない。

『京治さん…ほしいっ、ほしい…』

ググッ、と、深くくいこみ、
穿つようにねじ込まれる刺激。
そこしかあり得ない、という
ピンポイントを突かれて、
ふいに体が痺れる。

ガクッ…

強い衝撃を支えていた
両腕の力が抜けて…

崩れた私をそっと抱き、
上向きに寝かせると、
手早くゴムをつけたソレを私に見せて
京治さんが言った。

『俺ので、小春がイク顔、見せて。
ぐちゃぐちゃに、なって。』

…ん、と頷くと、
京治さんは、上にのしかかってきた。

一番、シンプルな形で挿し込まれる。
ナカが今までになく敏感になっていて、

先端がどこに触れても
新しい刺激に悲鳴をあげてしまう。

『俺…知ってるから…
ココが…小春の…エロ、スイッチ…』

肉芽のつけね。
刺激された瞬間、
たまらず、締めあげてしまう。

『小春、キツすぎ…
そんな…締めたら…クッソ…
俺も、イ、ク…』

背中が浮き上がるほどの一撃。

全身が震えて…

力が抜けて…

あとは、覚えていない。