• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第5章 ヴァージンロード~月の道~




春。
『ちらし寿司がいっぱい出来ちゃった!』

夏。
『スイカ、冷蔵庫に入らないから
一緒に食べて~。』

秋。
『栗ご飯炊いたから、食べよう!』

…食べ物をはさんで、
蛍と過ごす時間が増えていく。

冬。
『お鍋は、一人じゃ寂しいじゃん。』
そう言って、
蛍の家で鍋をしていた時のこと。


『兄ちゃんとは、何で別れたの?』

『え~っ、昔話だなぁ。
はっきりした理由はなかったと思うよ。
大学生と高校生じゃ、
なかなかうまくいかないよね。
自然消滅、って感じかな?』

『ふーん…で、
兄ちゃんとは、どこまでしたの?』

え?

『…どこまで、って?』

『キスまで?それより先も?
セックスとか、してたの?』

突然の質問。

『…質問してるんだから、答えてよ。
どこまで、したの?』

『…キ、キスまで…』

『じゃ、俺とも、キスまではいいよね。』

ガタン、と椅子から立ち上がった蛍は、
私の手を引っ張って、壁際に追い詰めた。

…あ、これ、壁ドンあごクイってやつ…

そんなことを考えた一瞬に
蛍の舌が私の口の中に侵入してくる。

いきなり、ディープ…

舌をからませ、
歯列の裏側まで、舐めるように。

顔の角度を変えて、もう一度。

…蛍、どこでこんなキス、覚えたの?…

/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp