第18章 誓いの言葉
食欲って、不思議だと思う。
昼間は全然食べたくなかった。
でも、こうやって親しい人と
ガヤガヤとテーブルを囲むと
つい、パクパク食べてしまう。
そして、
食べながら話すと、
ちょっと真剣な話やシリアスな話も
割合、スッと質問できたり…
京治さんが退職願いを出した理由を聞いた。
会社のことを考え、
そして私とのことを考えたら
それがベストだ、と、
京治さんは言った。
『明日、社長と牛島組に行ってくる。
そこで話し合いでケリがつけば
退職願いも受理されるはずから。
そしたら小春とも堂々とつきあえるよ。
…だから、待ってて。』
『あかーし、辞めたらどーすんの?』
『どーしましょうか。
辞めてから考えます。
今はまだ、とてもそこまで考えられなくて。』
『ヨントリー来てさ、俺にトスあげろよ!』
『こんなことになるなら、そういう道も
真剣に考えておけばよかったですね。』
『…でも、京治さんがバレーしてたら
あたし、京治さんに出会えなかった…』
『そんなことないよ。
どっかで必ず会ってる。運命の人だから。』
あれ、なんか、幸せ?…(//∇//)
…ヒューヒュー!!
このヤロー、ノロケやがって!
いやーん、赤葦君、王子様!
言われてみたいっ、"運命の人だから♥"…
『いや、出遅れた分、今から小春を
いっぱい愛してやんないと。』
『なんだと、このスケベ王子!』
『さっさと寝やがれ、抱きやがれ~!』
『いやいや、そういう"愛して"じゃ
ないっすよ…』
『…男って、ほんと、ガキだわ(笑)』
『高校生とかわんないわね。』
『ほんとですね…』