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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第18章 誓いの言葉




『あかーし、どーなんだよ?』

『…今日、明日にどうにか、って
わけにはいかないですけど、
このままにはさせないですよ、もちろん。でも…』

『えー?!』と、木兎さん。

『せっかくだからさ、
そこで出来るオフィスラブシチュエーション、
一通り楽しんでからでいーんじゃね?』


なによ、それー?
どんなの想像してんのー?
えー、俺ならねぇ、まず…
バッカ、木兎、エロ丸出し!

…ポイントはズレてるのに、
なぜか話題の中心は木兎さん。

木兎さんに言われると、
地下室生活も悪くない気がするのは
何でかな?(笑)

『あ、そーだエリ、明日、休みだろ?
俺、今夜、お前んち、泊まらせて。
…あかーし、今夜、ここ、使えよ。
俺たち抜きで、小春ちゃんと
話したいことあんだろーし。』

『ありがたいです。』

『ゴム、持参した?』

『あ、そういえばも1つ、
先輩たちにお土産あったんです。はい。』

ポケットから二つ取り出した小さな箱は、
白地に水色でハートとリボンがデザインされた、
北海道を代表するお土産の1つ。
クッキーでチョコレートをサンドした
あの有名なお菓子。

『なーんだ、甘いもん?エリにやるっ。』

木葉さんがエリさんに、
箱をホイッ、と渡す。

『…メロンの香りのシロe恋人?初めて~。』

箱を開けたエリさんは、
なぜか爆笑していた。

『赤葦君、ムッツリかと思ってたけど
案外、オープンにエロだね~!』

なになに?と、エリさんの手から
その箱を取り戻した木葉さんも笑ってる。

『よく考えるよな(笑)』

お馴染みの銘菓は
よく見ると、文字が1つだけ違っている。

"エロe恋人" …コンドームだ…

メロンの香りとラベンダーの香り。

『俺、メロンがいい!!』

『男に匂いはカンケーねぇだろ?!』

『あたしはどっちでもいいよ、
エリちゃん、どっちがいい?』

『…じゃ、ラベンダーで(笑)』

じゃーな。
ほどほどにな~っ。
いつも、すんません。

小春ちゃん、赤葦君に甘えなね!
赤葦君、小春ちゃんを頼むから!
ほんとに、ありがとうございます。

…賑やかな余韻を残して二組が去っていき、

…主のいない"隠れ家"には
京治さんと私、二人きり。





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