第17章 ジューンブライド ~クリスタルウェディング~
手を添えて下側を舐めると、
どうしても上目使いになる。
見上げた武田さんは、まだTシャツ姿。
…早く、脱いでほしい。
そんな気持ちを込めて、
先端からカプリとくわえてみた。
ビクン、と震えるソレ。
とても全部はムリだけど…
それでも、喉ギリギリのところまでくわえ、
舌を尖らせて裏筋に当てながら
なんどか出し入れする。
『…く…ぅ…、気持ち良すぎて…
妬けるじゃないですか。』
…妬ける?
『さっきの、ビーチパークの男。
あれ、元カレですよね。
あの人のも、こうやってくわえたんですか?』
…マコトのこと?!
見られてた?!
頭が、白くなる。
『どうなんですか?
彼のにも、同じようにしたんですか?』
目が、あう。
…嘘は、つけない。
くわえたまま、うん、と頷いた。
『くわえたんですね、
このかわいい口で、いやらしく。』
…魔法にかかったように、
ただ頷くことしか出来ない。
『嫉妬しますよ。
彼以外のも、きっとくわえたことが
あるんでしょうから…』
武田さんの手が、私の後頭部に添えられる。
…口を離したら許さない、
とでもいうように、
そのまま、武田さんが腰をゆっくりと
送り込んでくる。
『…ぅぅ、ぅぇっ…』
喉の奥にあたって、えづきそうになる。
ゆっくりだから堪えられるけど…
苦しいよ…
しかめ面になっているであろう私の顔を
上から見下ろしながら、
『妬けますけど…アキさんは、
彼じゃなくて僕を選んでくれたんでしょ?』
うん、うん、と頭をふる。
『もう、僕のものですよね?』
うん。
もちろん、そう。
だから、コレ、挿れて、
アソコの中まで、
武田さんのモノに、して…
ほしくて、
ほしくて、
たまらない、です。