第15章 100回目のプロポーズ
アキの望み通り、ナカをいじってやる。
指を二本、いれて。
蜜が限りなく出てくるから、
俺の手もびしょ濡れだ。
それを、アキに見せる。
『アキ、お前、濡れすぎ…
俺の手、こんなになったじゃねーか。
どーすんだ?』
困った顔をしたアキは、
黙って俺の手をつかんで
自分の顔の前にもっていくと、
…舌を出して、ペロリと舐め始めた。
指の間なんか舐められるとゾクゾクする。
コイツ…思ってた以上に、エロい。
俺の王様魂(?!)に火がつく。
『ちょっと待て。
どーせ舐めんなら、こっち舐めろ。』
アキの顔の前に、俺自身を突き出した。
…引くか?嫌がるか?
上目遣いで俺を一瞬見たアキが、
何の抵抗もなく、
黙って手を添えて舐め始める。
…高校の頃は、
こんなことまでさせたことはなかった。
こいつ、本当に、この3年、
誰とも寝てないのか?
そう思いながらも、
舐められている部分の直接的な刺激と
そうしているアキを見ている
視覚的な刺激で、一瞬でも気を抜けば
俺の方が先にイッてしまいそうだ。
そうはいかねぇ、とギリギリで自分を抑え、
アキの口から自身を離した。