第15章 100回目のプロポーズ
『ちゃんと抱くの、初めてだな。』
『ん…改めて言われると、緊張する。
どーしていいかわかんない。』
『なんか、かわいいこと言ってみろよ。』
『…だから、わかんないんだって。』
『大好き、とか、
抱いて、とか、
優しくして、とか。
なんか、女子らしい言葉、あんだろ?』
俺に組み敷かれたまま
しばらく考えてたアキは、
俺の目を見て、小さな声で言った。
『…トビオ、ずっと、会いたかった。』
やべぇ。
破壊力抜群の一言。
それ、
俺が、
一番、
言いたかったことじゃねーか。
…あの風変わりなアキの口から、
あの負けず嫌いなアキの口から、
こんな素直な言葉が出ると…
『俺もだ。ずっと、会いたかった。』
思わず、俺まで素直になってしまう。
同じ気持ちでいたことがわかれば、
きっと、お互いを求める思いも、同じだろ?
…バスローブの胸元をグイッと開くと、
いきなり、二つの胸の膨らみがあらわれた。
『お前、ブラは?』
『…こんなつもりじゃなかったから、
色気のない、すっごく普通のブラで…
恥ずかしかったから、はめなかった。』
『なんだよ、そんじゃ、
はずす楽しみがないじゃねーか…
でも、これはこれでエロくていいか。
…いきなり見えてんだから、遠慮しねーぞ。』
3年ぶりのアキの体。
久しぶりの柔らかな胸の膨らみの頂きは
もう、十分に固く起立していて、
そこに吸い付くと、
アキのくぐもった声が漏れる。
『…んんっっ…ふぅっ…』
『我慢すんな。
今日はどんなに声出してもいいんだから。
ヤラシイ声、聴かせろよ。』
『イヤ…』
『ヤじゃねぇ。声、出せって。ほら…』
わざと音をたてながら、乳首をしゃぶる。
ハァ、ハァ、アァ…と乱れる息遣いだけじゃ
物足りなくて。
そのまま、下着の中に指を侵入させた。