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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第15章 100回目のプロポーズ



『アキ、今さらだけど、
俺、やっぱりお前のことが好きだ。
3年も放っておいて、
そんなこと言う資格、ねーかもしんねーけど…

でも、3年も離れたから、わかった。
俺、やっぱ、アキじゃなきゃ、ダメだ。』

『トビオ…』

『アキ、お前、いま、男、いねーんだろ?』

アキが、フッと顔をあげる。
不満げな顔で、唇をとがらせて。

『今どころか、
トビオと別れてから、ずっといないよ。
トビオが、魔法かけたまま
いなくなっちゃったから。』

『魔法?』

『メガネと三つ編み。
トビオの前以外ではずすな、って
言ったままだったじゃん。
あれからずっと、あの魔法が解けなくて…』

…アキ…

『…悪かったな。でも…よかったのかも。
おかげでまた、こうやって会えた。』


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