第4章 夢の国ウェディング
ハンバーグを食べて、
アキちゃんはその後パフェも食べて、
本当はそのままドライブでも…と
誘いたかったけど、やめた。
一人暮らしをしているという
彼女の家の前まで送った時も、
指一本触れずに見送った。
好きになりそうだからこそ、
最初を間違えちゃいけない、
と思ったから。
家に帰って布団にひっくり返り、
今日のことをアレコレ思い出してた時、
“ピロリーン“
アキちゃんからのメールだ。
『今日はとっても楽しかったです。
ありがとうございました。
もしよかったら、また誘って下さい。
私は日曜日が仕事が休みです。』
すぐに返事をうつ。
『俺も、チョー楽しかった。
また会おう。
でも、今度の週末は、
会社の安全運転コンテストで出張だから…
その次の日曜日はどうかな?』
『わかりました。
安全運転コンテスト、頑張って下さい。
父も以前、出たことありますよ。
応援してます、ガンバって👊😆🎵』
…百人力だ。
さっきまで、全然ヤル気なかったのに、
なんか、今の瞬間から、もう、
優勝出来そうな気がする。
恋って…スゲー。