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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第15章 100回目のプロポーズ




もうじき、陽が暮れる。

『アキ、一緒に行きたい所がある。』


俺がアキを連れていったのは、
あの絵の風景を見渡せる場所。

俺が初めてアキの名前を知った、
進路指導室前で見た、あの絵の風景だ。

ピンクからオレンジにむかって
グラデーションで街を染めていく夕陽。

俺たちの、高校生活最後の夕陽は、
あの絵と、同じ色だ。

1秒ごとに色を変えていく空が
俺の気持ちを焦らせる。

陽が暮れる前に…
顔が見えなくなる前に、伝えないと。

ここしばらく、ずっと思っていたことを。


『な、アキ、
大学卒業したらさ、俺たち、結婚しよう。』


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