• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第15章 100回目のプロポーズ


今でこそ、
こんなに甘え上手なアキだけど、
最初のセックスは、
ほぼ、ケンカ状態だった…

********************************

初めてアキを抱いたのは、
高校三年になる前の春休み。

高校生がセックス出来る場所って
本当に、少ない。

俺の家もアキの家も、
母親が専業主婦だったから、
どっちかの家、ってのも難しく…。

結局、
ファーストキスの時と同じく、
美術の準備室だった。

部活前に一緒に弁当を食べようと
美術室に顔を出したら、
アキが一人で、
石膏像を片付けようと抱えて運んでて。

それがまるで、
男と抱き合ってるみたいに見えて
ムラムラしてしまって…
今思えば、アホみたいだけど(苦笑)

そのまま、誰もいないのをいいことに、
準備室に連れ込んだ。

最初のうちは抵抗してたアキの目が
キラリと光ったのは、
俺がシャツを脱いだとき。

『へ~、筋肉って、
本当にこんなふうについてるんだ~』
とか言いながら、
興味津々な顔で、
俺の体を指でなぞってきやがる。

それは純粋に、絵の素材として、
生身の男と石膏像を比べてるだけ。

別に、俺の裸に興味があるわけじゃない、
とわかっちゃいるけど、

中途半端に触れたり動いたりする指が
たまんなくなって…

そのまま、床の上に押し倒した。

/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp