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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第4章 夢の国ウェディング




いつ渡せるかわからないその手紙を
持ち歩くようになって2週間後。
あの会社に集荷に行くことに!

…どどどどど、どうする?
どーやって渡せばいいんだ?
渡し方まで相談してくるべきだった!


考えはちっともまとまらないまま、
到着。
園庭にいた子供たちが
フェンスの前に集まってきて
いつものように『トラックさ~ん』と
声をかけてくる。


けど…あの先生の姿は…見えない。
今日はムリかな、と思ったら、


いた!
先生が、ではなく、
俺に手紙を届けてくれた
あの男の子が。


虫でも探しているのか、
他の子たちから少し離れた所で
一心不乱に土を掘っている。

『おい、お前、この間、
お手紙もってきてくれた奴だよな?』

男の子は覚えていたようで、
うん、と頷く。

『よし、じゃ、今日は俺からお前にお願いだ。
今度は俺の手紙を、先生に届けてくれ。

他の先生に見つかるなよ?
友達に見せたりするなよ?
出来るか?』

ニッコリ笑った男の子は
フェンス越しに俺の手紙を受けとると
ポケットにいれた。

少々土で汚れたってかまわねえ。
とにかく、届けてくれれば…

『よし、男と男の約束だ、頼んだぞ!
そのままポケットに入れたまま
お前の母ちゃんに見つかったり
洗濯されちまったりしないように、

マジで、頼むぞっ!!』

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