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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第14章 祝福の拍手



前、アキは烏養さんのことを
"刺激的な人"だったって言ってた。

あの直後につきあい始めたから、
俺は嬉しくて嬉しくて、
過去なんか、
それほど気にしたこともなかったけど…

さっき、
久々に向かい合った烏養さんのこと、
どう思ったんだろう。

聞きたくない。

けど、
このドロドロした気持ちを秘めたまま結婚するのは

…やっぱりどっか、辛い…

アキのナカをまさぐる指が
激しくなる。
呼吸にあわせて
目の前で上下する白い肩に
思わず噛みついた。

『…痛いよ、忠くん…』

『ねぇアキ、烏養さんとは
どんなセックスしてたの?』

『…え?』

『刺激的な人だったんだろ?
思い出したりしてない?
…いろんなこと知ってて、
俺なんかより、ずっと上手だった?』

『そんなこと…』

…俺、今、
きっとすごくイヤな顔してる。
わかってるけど、
言葉が止まらない。

せっかく幸せな気持ちだったのに、
自分でそれを壊してる。
アキに、申し訳ない。
でも…
気持ちが、言葉が、止まらないんだ。

アキのナカから指を抜く。
白い蜜がトロリと指の間で粘る。

…まだ、イカせてあげるわけにはいかない。

『ね、アキ、ホントのこと言って。
お父さんが反対じゃなかったら、
本当は烏養さんと結婚したかった?』

『…忠、くん…』


頼む。
頼むよ。

"そんなこと、本気で言ってるの?"
って、怒ってほしい。
"そんなわけ、ないでしょ!"
って、笑ってほしい。


でも、
目の前にいるアキは


…うつむいた。


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