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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)


『アキちゃん、俺も…いい?』

『…うん。』

全部脱いで裸になった日向君は、
小柄だということを忘れるほど、
すごーく、カッコよかった。

…アレも。すごく、元気よさそう…
こんな感想、変かな?

『アキちゃんが、欲しい。いい?』

『ん…いいよ。』

『あ、ちょっとだけ、待ってて。』

日向君が、
脱ぎ捨てたズボンのポッケから
ゴムを取り出す。

『い、いつの間に準備してたの?』

『え?さっき控え室出るときに、
縁下さんがこそっとくれた。
ちゃんとつけろよ、って。』

…縁下君、こうなることを想定してた?
てか、面倒見、良すぎでしょ…

そんなことを考えている間に、
日向君は、装着完了!のようで…

『アキちゃん、このまんまの体勢でいい?』

このまんま、とは?
いわゆる、正常位、というヤツですか?

はい、体位選べるほど、慣れてませんし…
日向君との初めて。
シンプルなのがいい。

『うん、日向君。』

『なぁに?』

『スキ。』

『アキちゃん、
今日から俺の彼女だもんね。
絶対、大事にするから。』

シンプルなその言葉だけで、
もう、幸せだよ…

『アキちゃん…』

そっと。
本当にそーっと、
日向君が私の中に入ってきた。

どんな行為の端々にも
優しさが溢れている。

この間までは、
遠い人だと思ってたのに。

優しくて、真っ直ぐで、
みんなが、日向君のことを大好き。

そんな彼に"彼女"と呼ばれたことが
嬉しくて、おさえきれなくて…

『んぁっ…日向君、日向君、大好き!』

…自分から、声をあげてしまう。

『アキちゃん、きつくない?
奥まで挿れて、大丈夫?』

『うん。私、日向君の彼女だもん。
日向君でいっぱいにして…』

アキちゃん、
大好き。
大好きだよ。

…と、何度も繰り返しながら
日向君は
私の中でいっぱい動いてくれて、
私の中で果ててくれた。

薄いゴム越しに、日向君の律動が伝わる。

…終わってからも
日向君は、朝までずっと抱き締めていてくれた。

翼のような柔らかな両腕で、
翼のようにあたたかく。

日向君の腕の中、
とっても落ち着く。
とっても安らげる。

…何より、
みんなが私たちを応援してくれてるのが嬉しい。

そう思いながら、いつの間にか眠りについた。

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