• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)





『な、日向。今、彼女、いんの?』

『いないです。』

『じゃあさ、早瀬と付き合うってのはどう?』

『えっ、いいんですか!?』

『早瀬、どうする?』

…ちょ、ちょ、ちょっと待って。
そういうことって、
もっと人目のないところで
密やかにする話じゃない?!…

家族みんなが固唾を飲んで
なりゆきを見守ってるという
この究極の緊張状態…
どう返事しろと?!

『アキ、質問されたらすぐ返事っ!』

おかーさんには関係ないし!と
言いたいのに言えない私…。

とりあえず、何か言わなくちゃ。

『ひ、日向君、あの、
先輩に言われたからって、
イヤなことは断ってもいいと思うよ?』

『イヤじゃないよ。イヤだったら
何度も試合に誘ったりしないし。』

『それは、うちのおかーさんが
強引に招待させてたんじゃ…』

『違うよ~。
俺が、律子さんとアキちゃんに
応援してもらいたかったからだよ。
俺、律子さんと友達だし、
アキちゃんのこと、好きだから。』

へ?
なんですと?
それって、
どんな意味の『好き』なんでしょーか?



/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp