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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)




でも、
縁下君が言った通り、
日向君の言葉は、社交辞令じゃなかった。

あれから何度も試合に招待してくれて
私たちは都合がつく限り応援に行った。

そして、これも縁下君が言った通り、
私は、見るたびに、日向君から
目が離せなくなっている。

お母さんは相変わらず、
日向君を息子のようにかわいがり、

日向君も相変わらず、
試合が終われば、
全く普通の男の子として、一緒にご飯を食べる。


仙台に遠征に来たときは、
偶然、控え室で、日向君の家族にも会った。

お父さんとお母さんと、妹の夏ちゃん。

うちのお母さんなんか、
あっという間に、
日向君のお母さんと仲良くなってる。
…みんな、なんなんだ?この垣根の低さ。


一緒に応援に来てた縁下君が、
その姿を見て私に言う。


『な、類は友を呼ぶって、
こういうことだと思わないか?』

『ほんとだね…なんか、
親戚の集まりみたいに見えるわ。』

『だからさ、お前らやっぱり、つきあえば?
家族も似た者同士だ。きっとうまくいくって。』

『そういう問題?』

『そういう問題。おぃ、日向!』

…え?
あぁっ?
ま、まさか縁下君、
今ここで、直接交渉するつもりではっ?!…


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