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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)




…今まで、酔っ払いモードでした、
ごめんなさい。
ようやく通常モードに、切り替えます…


~この辺りから、記憶もはっきりしてる。

夜中、トイレに起きたら
リビングに電気がついてた。

『おかーさん、まだ起きてるの?
…は?若い男、連れ込み?!』

『もう、何言ってんの!
酔っ払ったアキを
うちまで送ってきてくれたんでしょ!』

え?そうでしたか?!

『…あ、ごめんなさい、その、
…ありがとうございます…ええと…』

『ちょっとアキ、名前も覚えてないの?
その前に、翔ちゃんのこと知らないの?』

ムムッ!

『知らないの?…って、
知らないと非常識、みたいな言い方、
しないでよねっ。』

『宮城県民として非常識でしょっ!』

…彼が、宮城出身のVリーグ選手で、
"ジャンピングダイナマイト"という
ニックネームで呼ばれる注目選手、
日向翔陽君、だということを
母から説明された。

『宮城出身のバレー選手?
全日本の及川王子なら知ってるけど。』

…と言った私に

『非常識な上に失礼極まりないっ!』と
母の手刀が飛んできて、
日向君が『まぁまぁ、律子さん』と
それを止めてくれ…


知らなかった私が非常識、というより、
母はバレーに詳しすぎる。
唯一の趣味が、ママさんバレーだからね。


ん?
てか、今、お互いのこと、何て呼んだ?
『翔ちゃん』『律子さん』て言わなかった?

…仲よくなるの、早くね?



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