第3章 受け継ぎ婚
俺が大阪に出発する前の夜。
少し奮発して、
ホテルでディナーデートをした。
その後のために、
少しハイグレードな部屋を
彼女に内緒でリザーブしておいたのは
俺の立派な下心…ではなく(断じて!)
これからしばらく会えなくなる彼女と
特別な思い出を作りたかったからだ。
…窓の向こうには、眩しい夜景。
ガラスにうつるのは、
立ったまま、
全裸で俺に後ろから抱き締められ、
片手で胸を、
もう片方の手で両足の間をまさぐられる
アキのあられもない姿。
いつもは凛々しいアキも、
セックスの時は、思いきりカワイイ。
普段とのギャップがたまらなくて、
俺はここぞとばかりにアキをイジメる。
『あ…大地…そこは…』
『ここは、何?』
『そこは、ダメ…』
『ダメじゃないだろ。窓ガラス、見てみろよ。
メチャメチャ、エロい女がうつってる。
あれ、誰だ?』
『もう…いじわる…』
『アキ、もっとヤラシイ声で俺を呼べよ。
もっともっとって、おねだりしてみろよ。』
『イジワルな大地も…スキ…』
『アキの全部に、俺のしるしをつけるから。
離れてる間に、
ほかの男を好きになったりしないように。』
『…もう、全部、大地のモノじゃん…』
『もっと。もっと、俺のものになれ。
ココの中も、俺だけの形になれ。
ほかの男のことなんか考えられないくらい…』
アキの中に挿入した俺自身を、
一番奥の奥まで、激しく激しく、
何度も何度も打ち付ける。
アキの身体のすみずみにまで、
俺のものだというシルシを、残したくて。